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ART GROUP HASHIGOTAKA「髙」Minimum art No,657/ 2024 / No,166
⚫CAPY&BARAの冒険
番外編「ガラクタ山のピッピ」
パプリカの煙突から吹き出した雲に覆われた塔の上。
ぼっぢの攻撃に隙を見せた瞬間体を貫かれ倒れるぴっぴ
そんなぴっぴの命を繋ごうと寄りそう小人達
IR2に抱えられ塔を降りたクラ、ぼっぢの餌食になったエディとポエロ、そしてぴっぴと同じようにぼっぢの攻撃に倒れた雲猫のポチ
塔の上に残るひびだらけのIRFとIRFのコクピット内で身動きがとれないエド
そこへ雷と共に現れた風
ぼっぢは雷に撃たれまる焦げの体
塔の上に降り立った風は、ぴっぴの元へ真っ直ぐに向かうと、そっと屈み片方の手に持っていた狐の面をぴっぴの顔に被せ
ぴっぴのそばに落ちていた刀を掴むと
真っ直ぐにぼっぢの方へと歩いていく風
ぼっぢは
雷に撃たれまる焦げになるも
怒りと共にまた膨らんでいく頭
そんなぼっぢの姿に何も動じることもなく真っ直ぐに進んでいく風
そして刀を構えたかと思った瞬間
ぼっぢの目の前から消え、風のように吹き抜ける
風の一振りがぼっぢの首を捕らえ吹き抜けた瞬間
Mr YAMAMURAとぼっぢの頭が風の一振りで別れる
その場に力なく伏せ倒れるMr YAMAMURA
切り離された頭からぼっぢの体液のようなものが流れて行く
風の鋭い視線がまたぼっぢを捉えると
風「赤い島まで……飛んでいけ……」
と次の瞬間、雲間からブォォォと大きな声と共に、どどどと強く重たい風を感じたかと思うと
雲間から現れる雲を纏った大きな何か……
ゴゴゴゴゴと押し潰されそうなほど重たい風が塔の上を包む
風「浚いの風!!」
風の重さに静まり返った塔の上
雲の間を抜けた重たい風が
ぼっぢを呑み込む……バクリッ
その瞬間塔の上の世界から声も音も時間すらも呑み込まれたように一瞬何もかもが世界から切り取られたような瞬間
風「……」
ぼっぢを呑み込んだ重たい風は、また雲の中へ消えていく……
ボロボロになり動かないIRFを見上げる風
風「君にしかこの子を救う事はできない……」
IRFの中のエドの心に直接声を届ける風
エド「……」
塔の下のクラは雲に覆われた塔の上を見上げ目には涙をいっぱいに浮かべ鼻水をたらしながら
クラ「びっび……生ぎで……(ぴっぴ……生きて……)」
IRFのコクピットを見上げ声を届けた風
風「頼んだよ……」
そう言うと指をパチンッと鳴らす風
その瞬間それまで倒れたぴっぴの傍に立っていた風の姿は消え
IRFのコクピットの中に居たはずのエドは風の居たぴっぴの傍へ瞬間で移動している……
エド「えっ……」
頬に感じる風、足元に倒れたぴっぴ
エド「頼むって……何の道具もないのにどうすれば良いんだ……でも、早くしないと小人達が繋いだ命も……」
と、しぃんとしていた塔の上、重たい風の消えた雲の中からゴゴゴゴゴと重たい音を響かせ
また何かが降りてくる……
エド「……」
それを見上げたエド
エド「何とかなる。かな……」
重たい風が去った雲の間から降りてきたのは
軍隊の飛行船
小人「……」
甲板の女性が塔の上の様子を見下ろすと
女性「エド……何があった……」
雲の間を抜け飛行船の船体が姿を表す
女性「ロボットを避け錨を下ろせ!!」
慌ただしくなる甲板
足元に力なく横たわるぴっぴを見つめるエド
エド「助ける。」
と、大きな飛行船の錨がガラガラガラガラガラと塔の下へい落ちていく……
その頃塔の上を見上げるクラとIR2
クラ「何か落ちて……」
と、危機を感じたIR2、クラを抱えその場から離れる
次の瞬間二人の居た場所へドンッと落ちる飛行船の落とした錨
危機一髪……
つづく
世界に一枚の、原画です。
Size M size
使用 シャープペンシル/ボールペン/色鉛筆/コピック/水彩
*こちらの作品は、額縁もセットになっております。
額縁のサイズは以下の通りです。
Size S (縦16cm / 横12cm)
Size M (縦21cm / 横16cm)
レビュー
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