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ART GROUP HASHIGOTAKA「髙」Minimum art No,638/ 2024 / No,147
⚫CAPY&BARAの冒険
番外編「ガラクタ山のピッピ」
パプリカの煙突から吹き出した雲に覆われた塔の上。
Mr YAMAMURAに宿った赤い島の寄生獣ぼっぢ、エディをのみ込み、またポエロをのみ込み雲猫ポチの体を貫き
そして更に巨大ロボIRFの固い鉄の機体をも貫き
押さえつけられて尚、ぴっぴへの攻撃を止めず斬られても斬られても攻撃を止めずその鋭く尖った片腕の爪そして珊瑚のような鬣でぴっぴへの攻撃を繰り返していた
その時、機体を貫かれたIRFの、ぼっぢを押さえつけていた片腕が爆発する
煙に包まれる塔の上、ぴっぴの視界も灰色の爆煙に包まれていく
煙の隙間から覗くIRF
ぴっぴが一瞬動きを止めた瞬間、ぼっぢの冷たいや鬣がぴっぴの体を貫く
煙が風に吹き消されていくと
そこには片腕と片足そして片目を貫かれたぴっぴがかろうじて立っていた
自分でも何が起こったのかわからないくらいの一瞬の出来事
そのまま仰向けに力なく倒れていくぴっぴを慌てて駆け寄り受け止める小人達
ちぎれた片腕と片足をぴっぴの体にくっつけ止血しようとしてるのかくっつけようとしているのか自分達がぴっぴの体に張り付きぴっぴを生かそうとしている……
そんな光景に怒りを露にし
振り上げた手を鬣を更に倒れているぴっぴへ小人達の方へ向けようと腕を上げた瞬間
空から響いた謎の声
謎「オィッ!!!!!!!」
ぴっぴ「風…… 風の声……」
その声に、雲と雲の間の晴れた空のもっと高くへぼっぢが視線を向けた瞬間
ズッドォォォォォォォォォォォォンッ!!
と、空気を裂きぼっぢめがけ稲妻が落ちる
一瞬塔の上が光りに包まれると
ぼっぢは一瞬で真っ黒な影になり
辺りが焼け焦げたぼっぢの体から溢れた煙に包まれる
謎「もう…… 大丈夫だよ…… 」
そんな風の声を聴いた瞬間ぴっぴは完全に意識を失う……
⚫現在(煙突の先のコンクリート小屋の上)
ぴっぴ「それからの事は何もわからない……」
焼け焦げたぼっぢの体から、しゅぅぅと煙が上がる
空から降り立った風は、ぴっぴの元へ真っ直ぐに向かうと、そっと屈み片方の手に持っていた狐の面をぴっぴの顔に被せる
謎「少し休んでいなさい……」
小人達「……」
そうぼそりと言うと
ぴっぴのそばに落ちていた刀を掴み
謎「借りるよ……」
と、立ち上がった瞬間、意識の無いはずのぴっぴの手が足をぎゅうと掴み
ぴっぴ「クラを……」
そんなぴっぴへ視線を落とすと
謎「うん」
と、真っ直ぐな瞳でぴっぴを見つめ頷く
優しい風がぴっぴをそっと包む……
つづく
世界に一枚の、原画です。
Size M size
使用 シャープペンシル/ボールペン/色鉛筆/コピック
*こちらの作品は、額縁もセットになっております。
額縁のサイズは以下の通りです。
Size S (縦16cm / 横12cm)
Size M (縦21cm / 横16cm)
レビュー
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