ART GROUP HASHIGOTAKA「髙」Minimum art / No,611/2024 / No,120

ART GROUP HASHIGOTAKA「髙」Minimum art No,611/ 2024 / No,120
⚫CAPY&BARAの冒険
番外編「ｶﾞﾗｸﾀ山のﾋﾟｯﾋﾟ」

ﾊﾟﾌﾟﾘｶの煙突から吹き出した雲に覆われた塔の上｡
ぴっぴとｸﾗ､IR2とﾎﾟﾁそしてMOMIJI副艦長ﾎﾟｴﾛと潜入していた軍の化学部隊ｴﾄﾞ
ぴっぴ達のﾋﾟﾝﾁに雲の中から現れた巨大ﾛﾎﾞｯﾄIRFそしてその巨大ﾛﾎﾞｯﾄの中から現れた赤ﾏﾝﾄを纏ったｴﾃﾞｨ
IRFによって破壊されたMOMIJI艦長ﾋﾞｯﾋのかたちをした器の中からは元軍隊の天才科学者Mr YAMAMURAが姿を現した……

しかし､そのYAMAMURA自身も赤い島にしか生息できない生息していないぼっぢと言う寄生獣に体を乗っ取られていたのだった

そんなぼっぢに向かい
刀を振りかぶったｴﾃﾞｨは一瞬でその寄生獣ぼっぢの大きな口に捕らえられてしまう

そんなｴﾃﾞｨの姿を見てIR2にｸﾗを託すと
慌てて駆け出すぴっぴ

そして怒りの雲を身に纏った雲の島の猫
雲猫のﾎﾟﾁ

風を纏い寄生獣ぼっぢに立ち向かうも､ぼっぢの鋭く伸びた針のような指先に体を貫かれてしまう

目の前で大切な命が家族が消えていく苦しみ

怒りに満ちたぴっぴはｴﾃﾞｨの刀を掴もうと駆けていくが

そんなぴっぴをも貫こうとするぼっぢの鋭く尖った指

と､そんなぴっぴの想いを繋ぐように
動き自らも怒りに満ちた心でぼっぢに掴みかかりぼっぢの動きを止めるﾎﾟｴﾛ

だったが……

そんなﾎﾟｴﾛの想いもむなしくおさえたかに見えたぼっぢの動きも､おさえるどころかぼっぢの珊瑚のような鬣の餌食になり
身体中を貫かれてしまう

ﾎﾟｴﾛ「刀を……」

ﾎﾟｴﾛの声にぼっぢの足元に落ちたｴﾃﾞｨの刀へ手を伸ばすぴっぴ

ぴっぴ「……」

ﾎﾟｴﾛ「頼む……」

ぴっぴは転げながらもｴﾃﾞｨの刀を掴むとその瞬間､ﾎﾟｴﾛがまたぼっぢに丸呑みされてしまう

自分のせいで､目の前から消えていく声､命にどうすることも出来ない虚しさに
ｷﾞｭｳと歯をくいしばり拳を握り真っ赤な瞳に涙が浮かぶｴﾄﾞ


ぴっぴはﾎﾟｴﾛのつくった一瞬の間に
転げながらも刀を掴み立ち上がるとぼっぢに鋭い視線を向け同時に心の中でｸﾗを抱きしめ守るIR2に心の声を投げる

ぴっぴ「ｸﾗを連れて塔から離れて……」

そんなぴっぴの声を受け取ったか受け取らないかIR2がﾊﾞｲｸ形態に変形しｸﾗを抱えたままﾌﾙｽﾛｯﾄﾙでﾌﾞｩｩｩﾝとｴﾝｼﾞﾝを噴かす

その様子に気づいたぼっぢ

ぼっぢ「逃すかよ……散れﾁﾋﾞ!!」

と､今度はその鋭く尖り伸びる指をｸﾗとIR2の方へ向ける……

伸びて行くぼっぢの指

ぴっぴ「ｴﾃﾞｨ､力を貸して……」

その時それまで何も出来ずだったｴﾄﾞも動く……

そしてぴっぴは
靴の底の雲発生機を全開で機動し吐き出される雲の物凄い勢いのまま

ｸﾗへと伸びていくぼっぢの指先に刀を振るう

ぴっぴ「!!」


ｽﾞﾊﾞｯ!!!




つづく



世界に一枚の、原画です。


Size S size

使用　 シャープペンシル/ボールペン/色鉛筆/コピック

＊こちらの作品は、額縁もセットになっております。
　額縁のサイズは以下の通りです。
　Size S (縦16cm / 横12cm)
　Size　M (縦21cm / 横16cm)