ART GROUP HASHIGOTAKA「髙」Minimum art / No,569 /2024 / No,078

ART GROUP HASHIGOTAKA「髙」Minimum art No,569/ 2024 / No,078
⚫CAPY&BARAの冒険
番外編「ｶﾞﾗｸﾀ山のﾋﾟｯﾋﾟ」

ﾊﾟﾌﾟﾘｶの煙突から吹き出した雲に覆われた塔の上｡
ぴっぴとｸﾗ､IR2とﾎﾟﾁそしてMOMIJI副艦長ﾎﾟｴﾛと潜入していた軍の化学部隊ｴﾄﾞとPICOp達
､しかしPICOp達はそこへ現れた大男MOMIJI艦長､ﾋﾞｯﾋの連れてきた新兵器､鉄分を吸収する小人達によって砂のようにされてしまう……

しかしﾋﾞｯﾋと小人達の頭上にだけ降り注いだ錆止めの雨により吸収した鉄分が流れだし､小人達の力が雨と一緒に流されて行くも
ﾋﾞｯﾋの声でまた奮い立ち今度はIR2に向かい駆け出す小人達

そんな小人達の前に立ち塞がるからﾎﾟﾁ､ぴっぴ､そしてﾎﾟｴﾛとｴﾄﾞも立ち向かおうとした瞬間
雲の中から響く声

雲の中から姿を現したのはﾋﾞｯﾋよりも大きなIR2に似た巨大ﾛﾎﾞｯﾄ
雲の中から現れそのままﾋﾞｯﾋを地べたに押さえつける

小人達は倒れたﾋﾞｯﾋの巨体に挟まれ身動きを封じられる

ﾛﾎﾞｯﾄの頭には角のようにのびたﾊﾟｲﾌﾟ､背中にはﾊﾟﾌﾟﾘｶの煙突の下にある大きな雲発生機と良く似た小型でも大きな雲発生機のﾀﾝｸを背負い

胸元にはIRFの文字

そして青い瞳でﾋﾞｯﾋを上から睨み付けていたかと思うと､その片目の奥に人影が……

開いたﾊｯﾁの向こうには､真っ赤なﾏﾝﾄに雲の刺繍､背中には刀のようなものを背負ったぴっぴの家族ｴﾃﾞｨの姿｡

ｴﾃﾞｨ「待たせたな息子達……」

その声にｸﾗの心がほんわかあたたかくなった一瞬

ｸﾗ「はぁぁっｴﾃﾞｨ……」
ぴっぴ「……」
ﾎﾟﾁ「……」

その隙にﾋﾞｯﾋの体の下から這い出していく小人達
ﾋﾞｯﾋもそんな小人達に気づき
真っ黒な眼鏡の奥の黒い瞳で何やら指示を出す……

ｴﾃﾞｨ「んっ?」

その動きに気づいた様子のﾎﾟﾁ､そしてｴﾃﾞｨもまたIRFの開いた片目のﾊｯﾁから飛び降りる……

ﾎﾟﾁ「!!」

ﾎﾟｴﾛ「雲刺繍の赤ﾏﾝﾄ……」
ｴﾄﾞ「……」

ｴﾃﾞｨ「皆､伏せろ!!」

その声にﾆﾔﾘと不適な笑みを浮かべたかと思うと……

ﾋﾞｯﾋ「小人共……お前達の破壊力をみせてやるんだ……」

と､小人達の頭のてっぺんから導火線のようなものがﾋﾟｮﾝと突きだし
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁと火花をあげ始める……

ぴっぴ「まさか……」

ｴﾄﾞ「爆弾……」

ﾎﾟｴﾛ「!?」

ﾋﾞｯﾋ「小さくても､その威力は想像しているよりも凄まじい……ﾜｯｼｬｼｬｼｬｼｬ……」

ｴﾃﾞｨ「……」

ﾋﾞｯﾋ「さぁﾁﾋﾞ共……」

慌て､ｸﾗやぴっぴの傍へ駆け出そうとするﾎﾟｴﾛ
ｸﾗを抱き寄せるぴっぴ､ぴっぴとｸﾗを抱き寄せるIR2

ﾎﾟﾁは目の前でﾊﾟﾁﾊﾟﾁと火花をあげる小人をじぃっと睨んでいる……

ｴﾄﾞ「滝のような雨でも降れば……しかし何故ﾋﾞｯﾋは……自らも爆発で吹き飛ぶかもしれないのに……何か身を守る策があるのだろうか……」

ｴﾃﾞｨ「……IRF」





つづく




世界に一枚の、原画です。


Size S size

使用　 シャープペンシル/ボールペン/色鉛筆/コピック

＊こちらの作品は、額縁もセットになっております。
　額縁のサイズは以下の通りです。
　Size S (縦16cm / 横12cm)
　Size　M (縦21cm / 横16cm)