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ART GROUP HASHIGOTAKA「髙」Minimum art / No,566 /2024 / No,075

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ART GROUP HASHIGOTAKA「髙」Minimum art No,566/ 2024 / No,075
⚫CAPY&BARAの冒険
番外編「ガラクタ山のピッピ」

パプリカの煙突から吹き出した雲に覆われた塔の上。
ぴっぴとクラ、IR2とポチそしてMOMIJI副艦長ポエロと潜入していた軍の化学部隊エドとPICOp達
、しかしPICOp達はそこへ現れた大男MOMIJI艦長、ビッヒの連れてきた新兵器、鉄分を吸収する小人達によって砂のようにされてしまう……

そんな時、ビッヒや小人達の頭上にだけ突然降り出した雨、その雨は錆止めを含み

小人達が吸収した鉄分がその雨により流れ出す

そんな雨に怯んだ小人達の心を振り払うようにビッヒの声が小人達の指揮を高めると

再度鉄分を吸収しようとIR2へ向かって走り出す小人達だったが

そんな小人達からIR2を守るように立ちふさがるクラやポチ、ぴっぴ、そしてポエロとエドも立ち向かおうとするが

その瞬間雲の中から響く声

謎「動くな!! 誰も!!」

声と共に雨も時間も止まった瞬間
雲の中から姿を表すビッヒよりも大きな影

影はそのままビッヒの巨体に覆い被さるようにビッヒを押さえつける
小人達は背をつき倒れたビッヒの巨体に身動きを封じられる


皆が見上げた視線の先には
IR2に似た、でもそれとは違う大きなロボットの姿

頭には角のようにのびたパイプ、背中にはパプリカの煙突の下にある大きな雲発生機と良く似た小型でも大きな雲発生機のタンクを背負い

クラウドの民と同じように青い瞳でビッヒを見下ろす……

ビッヒ「何だ貴様……大きな鉄屑で俺を見下ろして……どうなるかわかっているんだろうな……


するとロボットの瞳の奥に透けた人影が……

謎「それはこっちの台詞だ。家族を泣かしたお前の方こそ、どうなるかわかっているんだろうな……」

クラ「エディ……」
ぴっぴ「うん……」

謎「今の状況、理解してものを言え……図体だけの小者が……」

ビッヒ「小者だと……お前こそ大きなロボットの中に隠れているだけの弱者だろうが……こんな大きな餌を連れてきてくれて感謝するよ……何処でいつの間に造っていたのか知らねぇが、死刑だぞ。ロボットもお前も……ワシャシャシャシャシャ……」

謎「その肝心な餌を食らう者達は今お前のデカイ図体の下で苦しんでいるようだが……泣き言ほざいてろ……」

ビッヒ「うぬぬぬっ……ほらどうしたチビ共目の前に大好物があるじゃねぇか……ほら行け!」

しかしビッヒの巨体の下に挟まれ苦しむ様子の小人達

謎「自分で動かず何もせず、可愛そうな小人達を使い、人間達を使い、皆お前達兄弟や貴族の奴隷じゃないんだ。そろそろお前にも、この島の貴族達にも、これまでのパプリカの民達の思いを苦痛を纏めてお返しさせてもらおうか……」

ビッヒ「お返しだと……小人共、お前達を造ったのは誰だ、その恩を返せ!」

と、ロボットの片目のハッチがプシューと噴き出した蒸気と共に開く


クラ「は……」
ぴっぴ「え……」
ポチ「ハニャ……」

エド「んっ……」

そのロボットの片目の開いたハッチの向こうには、いつもとは違う、真っ赤なマントに雲の刺繍、背中には刀のようなものを背負ったエディの姿。
皆いつもとは様子の違うエディの姿に言葉を失う中、ポエロだけは何かを感じている様子……

ポエロ「あれは……」

エディ「待たせたな息子達……」



つづく




世界に一枚の、原画です。


Size M size

使用  シャープペンシル/ボールペン/アクリル

*こちらの作品は、額縁もセットになっております。
 額縁のサイズは以下の通りです。
 Size S (縦16cm / 横12cm)
 Size M (縦21cm / 横16cm)

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