ART GROUP HASHIGOTAKA「髙」Minimum art / No,560 /2024 / No,069

ART GROUP HASHIGOTAKA「髙」Minimum art No,560/ 2024 / No,069
⚫CAPY&BARAの冒険
番外編「ｶﾞﾗｸﾀ山のﾋﾟｯﾋﾟ」

ﾊﾟﾌﾟﾘｶの煙突から吹き出した雲に覆われた塔の上｡
ぴっぴとｸﾗ､IR2とﾎﾟﾁそしてMOMIJI副艦長ﾎﾟｴﾛと潜入していた軍の化学部隊ｴﾄﾞとPICOp達
､そこへ現れた大男､MOMIJI艦長､ﾋﾞｯﾋ
そしてﾋﾞｯﾋの足元に集まる小人達

何処からかﾋﾞｯﾋや小人達の頭上にだけ降る雨水ではない雨

IR2は雲に覆われた頭上を見上げ動きを止め､何処からかの電波なのか､何かを受信している様子……

謎「IR2へ…… ‥ . 位置情報送信求む…‥.」

何故か雨粒を浴びた小人達からは､PICOpから吸収した鉄分が雨粒と共に流れ出ていく……


ｴﾄﾞ「空の何処かから誰かがﾋﾟﾝﾎﾟｲﾝﾄで､ﾋﾞｯﾋに錆び止めの雨を……」

そう､ﾋﾞｯﾋや小人達の頭上にだけ降っていた雨粒の正体は､錆止めの液体
ｴﾄﾞの声に､それだと解っているように答えるぴっぴ

ぴっぴ「そうです｡IR2の位置情報を電信して……」

と､足元の小人達の異変を感じ､足元に流れ出る､小人達から流れる液体が目に映ると

ﾋﾞｯﾋ「おいおいﾁﾋﾞ共､いったいどうしたってんだ? せっかく吸いとった鉄分を流しちまったら勿体ねぇじゃねぇか…… 」

小人達「はぁはぁ……お腹が減ったよ……疲れたよぉ……力が抜けていくよぉ……」

ﾋﾞｯﾋ「だったらお腹いっぱい食えばいいじゃねぇか……まだまだそこらじゅうに鉄分はあるだろ?」

と､ﾋﾞｯﾋの視線が動きを止めたままのIR2へと向けられると……小人達もまたﾋﾞｯﾋの視線に促されるように視線を向ける

と､IR2の前にｽｯと立ち両手を広げるｸﾗの姿
ﾎﾟﾁも牙をむきﾋﾞｯﾋを睨み付け､ぴっぴもまたﾋﾞｯﾋへ鋭い視線を向け､家族皆でIR2を守る様子

ｴﾄﾞ「強いな家族って……」

ﾎﾟｴﾛ「まだ幼い､子供達の勇気……」

と呟くﾎﾟｴﾛの頬を伝う涙

ﾋﾞｯﾋ「構わん虫けら共から全ての鉄分を吸い取り人間には毒を盛ってやれ!!お腹一杯食って来いっ……行けぇっ!!」

そのﾋﾞｯﾋの囁きに､一斉にIR2目掛けて走り出す黒くなった小人達……

ﾎﾟｴﾛ「蹴散らしてやる……」
ｴﾄﾞ「うんっ｡」

ﾎﾟｴﾛ·ｴﾄﾞ「来いっ!!!!」

と､両者の気が高まった瞬間､塔の下から響く声……

謎「動くな!! 誰も!!」

ぴっぴ「ふっ……」
ｸﾗ「あ……」
ﾎﾟﾁ「ﾊﾆｬ?」
IR2「…‥」
ｴﾄﾞ「んっ?」
ﾎﾟｴﾛ「!?」

ﾋﾞｯﾋ「……」
小人達「!!」

その声に一瞬時が止まったように感じた瞬間

錆止めの雨がﾋﾟﾀﾘと止む……




つづく



世界に一枚の、原画です。


Size S size

使用　 シャープペンシル/ボールペン/色鉛筆/コピック

＊こちらの作品は、額縁もセットになっております。
　額縁のサイズは以下の通りです。
　Size S (縦16cm / 横12cm)
　Size　M (縦21cm / 横16cm)