ART GROUP HASHIGOTAKA「髙」Minimum art / No,496 /2024 / No,005

ART GROUP HASHIGOTAKA「髙」Minimum art No,496/ 2024 / No,005
⚫CAPY&BARAの冒険
番外編「ｶﾞﾗｸﾀ山のﾋﾟｯﾋﾟ」



ﾊﾟﾌﾟﾘｶの煙突から伸びる塔の上
赤い悪魔PULLのｱｰﾑの先の銃口が動けずに固まったままのｸﾗを捉えようとしていた……


一方空を飛ぶ船では､艦長らしき女性の声が艦内に響く

謎2「全機出撃!!」

その声と同時に
船底の闇の中に光る黄色い無数の光
響く機械音そしてﾌﾟﾛﾍﾟﾗが回転する大きな音が響き……

船底の底が開くと
まるで蜂の巣から涌き出る蜂達のように無数の何かが飛び立って行く

謎2「間に合って……」

塔の上で固まるｸﾗ､ｸﾗを捕らえたPULLの銃口
と､そのPULLの背後に伸びる影
その影の気配にIR1の死により固まったままだったｸﾗの心が一瞬我に帰ったように和らぐ


ｸﾗ「……」

PULLもまたその気配に気付き足元へ視線を向けた瞬間
PULLの目を目掛けて駆け登ってくる小さな何か

ｸﾗ「ﾎﾟ……ﾎﾟﾁ…‥」

それはもう一人の家族､黒猫のﾎﾟﾁだった……
PULLの大きな体を駆け登ったﾎﾟﾁは
そのままPULLの大きな目を目掛けて､渾身の力で猫ﾊﾟﾝﾁを繰り出す!

ﾎﾟﾁ「ｼｬｧｧｧｧｧｧｧｯ!!!」

その怒りのこもった強烈なﾎﾟﾁの一撃は､頑丈な筈のPULLの目のﾚﾝｽﾞにﾋﾋﾞを入れるほど……

ｸﾗ「ﾎﾟﾁｨｨｨｨｨｯ!!!」

そのｸﾗの声は塔の下のぴっぴにも聴こえた……

ぴっぴ「ﾎﾟﾁが……」


と､見上げるぴっぴの瞳の先に､塔へ向かって飛ぶ無数の何かの姿がうつる……

そして､その何かのﾌﾟﾛﾍﾟﾗの音がぴっぴの耳に響く……


ﾎﾟﾁがつくった数秒がｸﾗの命を救うきっかけに繋がるのだろうか……

ｸﾗは､ﾎﾟﾁは……



つづく……




世界に一枚の、原画です。


Size M size

使用　 アクリル / シャープペンシル / ボールペン /色鉛筆/コピック

＊こちらの作品は、額縁もセットになっております。
　額縁のサイズは以下の通りです。
　Size S (縦16cm / 横12cm)
　Size　M (縦21cm / 横16cm)